【調理師免許】取得に迷う高校生へ調理師にならなかった理由を解説する

調理師免許 料理

こんにちは。黒須育海です。
今日は調理師になろうとしている人へのリアルをお伝えします。
※決して夢を壊したいわけではなく、将来にかけるお金や時間のことを考えて投稿しています。

僕は高校を卒業後、調理師専門学校に入学しています。
高校では指定校推薦を目指し勉強。
三年生の夏に無事獲得!!ただ、フランス語学科。
就職先を見たら銀行やお大手の企業で別に興味ないなぁ・・・
それだけの理由でせっかく頂いた推薦も返してしまいました。
今思えば勿体無いだけのこと・・・

そして興味があった料理の世界を選ぶわけである。
僕が通った専門学校は出願=入学という申し込みスタイル。

調理師学校生活

入学すると学校にはスーツ登校。
髪はがっつり短髪。

入学すると午前中と午後の半分半分で実技と学科の授業がありました。実技といってもはじめの1ヶ月はずっと包丁を研ぐ授業。
計5本の包丁を砥石で順々に1ヶ月かけて研いでいきます。

キレッキレになった包丁は家に帰り、様々な食材を切って感動した覚えがあります。10年経った今でもこの包丁たちを使用しています。

調理師を諦める

1年制の学科に入学したので夏あたりに研修や秋には就職活動が始まります。そこで出会った先輩との会話で僕は大学進学を目指します。

研修先の先輩
「お〜黒須くん!よろしくね!!」

黒須
「よろしくお願いします!」

研修先の先輩
「レタスをちぎる業務だよ!覚えてね!」

黒須
「はい!レタス一つでも奥が深いっすね!」

研修先の先輩
「そうなんだよ!僕はもうレタスちぎって5年だよ!」

黒須
「5年っすか!? レタスで5年っすか!?」

研修先の先輩
「おう!奥が深いんだから!」→超明るい

黒須
「先輩!月給いくらですか?」

研修先の先輩
「●●万くらいかな!」

黒須
「・・・」

その日の帰る道では、大学入試の情報を検索しながら家路に着きましたとさ。

これは相当な料理好きでも続けていくのは難しいです。将来は絶対に理想のお店を開く決意がないと。
それか海賊王に俺はなる!そこくらいの意思で料理長になる決意がないと厳しい世界でした。

僕がいたクラスは約40人。
卒業して10年後に続けていたのは2人。
調理師継続率・・・2.5%
少なっ!!!!
これが現実です。

大学進学

研修が終わり、担任の先生に大学進学を希望する。

担任
「お前ら大学行けなかったから専門学校に来てるんだろ」

事情はきっとこうだ。就職率99%、年によっては100%という輝かしい数字を保持するためです。
それはそうですよね。

申し訳ないと思いながらも意思を曲げずに大学受験に向けて勉強を始めました。
受からなければレタス地獄だ!

受験の話はそのうち。

まとめ

調理師の道は厳しいです。
とても厳しいです。

お店を開きたい人は調理師免許を取る必要があるか考えてみましょう。
飲食店を開業するには調理師免許は必要ないのです。食品衛生責任者という1日の講習で取れる資格があれば誰でも開業できます。

毎日のように校長先生が言っていたことを思い出します。
「続けていれば絶対に料理長になれる!!」
「だからみんな、続けるんだぞ!!」

校長先生、今でも忘れません。
何事も継続することが大切です。

コンドルズの石渕さんも言っていた。
「続けていれば仕事になる」
ダンスがそうだった。

調理師学校で料理の基礎知識や座学は勉強になることがたくさんありました。調理師免許を保持していることで信頼を得られるメリットもあります。

進学に悩んでいる人への参考になれば幸いです。

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